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マウンティングにならない正しいアドバイスの仕方とは?軽妙なスタンスを取るために必要なこと

みなさんこんにちは!

ハイキネオーナーの門松タカシです!

 

Twitter界隈では何度か見たことのある「マウンティングへの断罪論」。

 

最近見たツイートでは、夏休みに会った姪っ子に「宿題教えてあげようか?」は情報や経験値の差をマウンティングしている、といったものがあり、「あぁたしかに」と思わされました。

※正確にはタイトルだけでそういう話なんだろうなと思ったので、違っているかもしれませんが、そうであっても別に問題はないので書いちゃいます。

 

自分を振り返って見ると、そんなニュアンスのアドバイスもあったかもと思いつつ、真に価値のあるアドバイスとはどういうものなのかを考えてみたのでエントリーします!

 

アドバイスの本質

基本的にアドバイスというのは、情報的優位者がそうではない人たちに情報を伝達し、情報量の格差を埋める行為というふうに整理できます。

 

「知らないの?じゃあ教えるよ」という感じです。

 

ここで「それはマウンティングやろが」とツッコまれるのは、目的がおかしかったり、感情が入ってくるケースがほとんどです。

 

人間関係の大体の問題はこの「目的の見誤り」系と「感情入っちゃった」系が実に多いですね。

詳しく解説していきます。

 

マウンティングの典型例

アドバイスの目的は、一言でいえば「情報的後輩者の教育・育成」です。

ほんとただこれだけなんですが、ここにプラスの要素が入ってくるとだいたい間違います。

 

例えば、情報的優位性を見える形にして上下関係を可視化するとかマウンティングの典型ですね。これは自尊心を高めたいという自己承認欲求(これが感情)が顕在化した大変に残念な例です。

 

冷静に観察するなら、こういった人の多くは「自分に自信がない人」がほとんどです。

 

自己肯定感を他人との比較で高める絶好のチャンスなので、知らずのうちにやってしまうのでしょうね。こうして見ると結構可哀想であったりもします。

 

「期待する」はほとんど感情論

他にも「見返りを期待する」という場合もだいたい滑ります。

そもそも「期待」というものには、実は感情が入っています。

 

期待という概念を分解すると、「予想」+「感情」になります。

感情の部分をフォーカスすると「こうなってほしい」という願望的な感情という構成になっています。

 

つまり期待というのは自己中心的で楽観的であるがゆえに、断定調の予想となってしまっているんです。だから予想が外れたときに精神的な反動が来るんですね。

 

期待で発生するトレードオフはデカい

「期待くらいしてもいいじゃないか。そんな夢のないことを言うな」というふうに思ったこともあったのですが、「期待するほど人間は失望するし渇望する」という割とヘヴィなトレードオフが待っているので、メンタルにおけるリスクはそんなに甘くないと思うようになりました。

 

個人的には未来を考えるときは予想するだけに留めるようにしています。

インド人のインシャアッラー(神が望むなら)に近い考え方ですね。

 

アドバイスで期待なんてしていたら、相手が結果を出せない、従わないなどの状況が発生した場合(多くの場合はこうなりますが)、それは主観的にみた裏切り行為にもなりますから、自演乙もいいところです。

 

ただ伝えるだけがアドバイス

では、本当の意味で価値のあるアドバイスはあるのか?ですが、ここまでの流れを汲めば「アドバイスの目的を違えず理性的に伝える」が答えになりそうです。

 

ただ個人的にこの回答だとどうも腑に落ちないので、いろいろと考えてみたのですが、この概念を付け加えると納得感がありました!

 

それは「啐啄の機」(そったくのき)です。

 

この言葉を知ったのは、「思考の整理学」で有名な外山滋比古さんの本です。

啐啄というのは卵が孵化する直前、内側から殻を破ろうとする動きと、外側から殻を破ろうとする動作のことを指しています。

この絶妙なタイミングが揃わないと、雛は無事に孵化することができません。

 

つまり、必要なときに必要な手助けをするベストなタイミングということを言いたい表現になります。

 

これはまさにアドバイスにおける正しい姿勢なのではないでしょうか。

 

タイミングより相手の特性に合わせる

「そうは言うけど相手が必要なタイミングの見極めは難しい」という方にも朗報です。この考えでいくと、伝え方しだいで遅効性をもたせ、アドバイスを時限式にすることができるんです。

 

こんな経験はないでしょうか?

「あのときは理解できなかったけど、今となっては深い言葉だったことが分かりました」

 

これはアドバイスにおける啐啄の機が遅れて発動した好例です。

 

これは記憶というストック型の情報だからこそなしえることであり、しかも覚えている忘れているという点を見ると、ちゃんと相手にも選択権が与えられていることが分かります。

 

まさに素晴らしいアドバイスの形ではないでしょうか!

 

ここで分かるようにタイミングも見計らうことも大事なのですが、相手がこの先こういうところでアドバイスが必要になりそうだ、という特性を見抜いた上で情報を伝えておくことが大切です。

 

俗に言う「種を蒔く」という表現がまさにそれです。

 

何よりもアドバイス者のスタンスが大事

ということでまとめていきますと、マウンティングにならない真に正しいアドバイスとは、啐啄の機も見据えた理性的で相手に選択権のある情報的なサポートという整理になりますね。

 

こう考えるとアドバイスって結構難しく、相手に対して真摯でありながらも、それでいてどこか手放しているという、軽妙なスタンスを取らないといけないわけです。

 

「もしかしたら役に立つかもしれないけど、そこは自分で考えて好きにやってみてね。忘れてもいいよーん」

 

これがアドバイスの基本スタンスといったところでしょうか。

みなさんもぜひ考えてみてください!

 

ノブレスオブリージュ 今日もみなさまが世界の救世主たらんことを

ハイキネ 門松タカシ