【ハイキネ】ボクテキ アーカイブス -HyperKinesis-Thiking-

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「生産性」問題は国会だけではない。会社における生産性重視のワナ

みなさんこんにちは!

ハイキネオーナーの門松タカシです!

 

最近Twitter界隈で、とある議員の「生産性」発言で火災が発生していますが、生産性にまつわる問題は国会に限った話ではなく、会社でも地味に見られる日常風景だったりします。

 

割りと当たり前のように溶け込んでいるので、意識しないと気がつかないんですが、最近やたらと目につくようになったのでエントリーしておきます。

 

会社でみられる生産性のワナですが、Twitterで騒がれている、

「生産性のない個体(LGBTの方など)の保護は不要論」とは軸が異なり、「生産性の重視をするあまり平準化に偏っている」というワナになります。

 

なんだか小難しい表現なので紐解いていきます。

 

会社とは物量で成り立っている

まず会社とは個人経営とは異なり、志を同じくする従業員が集団を形成して成り立っている組織です。

 

その最大の利点は物量の多さです。

 

数の多さは正義といっても過言ではないのが人間社会の原則で、基本的に少数派は物量には勝てません

選挙しかり、さまざまな意思決定が多数決で決定される構造なので、特に違和感のない話だと思います。

 

個性と統制

さて、この「物量の多さ」=「従業員の多さ」ですが、数が増えるほど厄介なのは「個性」です。

 

個性にばらつきがあると、簡単に言えば統率がとりにくくなります。

幼稚園を想像してみてください。あそこはまさに個性の坩堝です。

 

特に日本はトップダウ式の封建制度を現在も採用していますので、日本の組織における生産性の高さは統率力に近しいものを感じます。

 

「統率力のない組織よりある組織の方が強いのでは?」と感じられる方も多いとは思いますし、それはやはりその通りだと思います。

 

ただし、ここで問題なのは「平準化」によって統率力を維持しようとしている点です。

 

ゲームの最短クリア方法の王道

これをゲームに例えてみます。

 

キャラクターを育成して、クエストをクリアすることで進行するゲームだとします。

 

日本の多くの企業は、ガチャという人事採用において、玉石混淆の人材を獲得します。

その中には、市場価値的にレアリティが高い人もいれば低い人もいるでしょう。

 

さて、市場競争というゲームにおいて、効率のよいクエストの進め方を考えてみます。

 

まずはクエストに参加するキャラ(人材)を育てる必要があるわけですが、みなさんならどのような育成で進めますか?

 

答えは簡単で、まずはレアリティの高いキャラ、つまり能力が高いキャラを育てます。

そうすることでクエストのクリア率や回転率が上がりますので効率良く報酬をゲットすることができ、他のキャラ育成の余力が生まれます。

 

もしくはクエストの特性に応じて、効率良くクリアのできるキャラクターを選抜して育成するのも王道ですね(レアリティが高いとここら辺無視してもいけちゃうケースは多いですが)。

 

では反対に効率の悪い進め方は何かというと、キャラクターの特性は無視して、全キャラクターのレベル上げを均等にしながら進める方法です。

 

いわゆる晩熟タイプな進め方ですね。個人的には好きなんですが。

 

個性を礼賛し殺す社会

ゲームであればこのように進めても誰も困らないので実害はありませんが、これが実社会になると、結構な問題が発生します。

 

その最大の問題点は「平準化で個性が抑制される点」です。

 

個性と呼ぶとだいぶ抽象的になりますが、その一側面に「価値観」や「信念」というものがあります。

 

「価値観は人それぞれ」といったりするように、判断や意思決定、それに至るプロセスは千差万別、多種多様なのは周知の事実ですね。

 

もっと平たく言えば「好き嫌い」=「個性」なんです。

 

それを無視して矯正するのが平準化ですので、従業員が疲弊するのは当然です。

嫌いな食べ物をムリヤリ口に突っ込むのと同じくらいの暴挙なんです。

 

平準化こそ日本の美徳、というウソ

ちなみに、さきほどから使っている「平準化」ですが、これは「みんなできるようになろうね」という言葉そのものです。

 

恐ろしい言葉ですね。まさにザ日本人的発想です。

 

この言葉は幼少期の頃から呪詛のようにまとまりついてきますが、その根底は軍隊の形成にあります。

 

個性の要らない統率のとれた組織といえば、それはもう軍隊そのものです。

決して逆らわず、どの個体も同じくらいの練度で、欠損が出てもすぐに補える。

 

日本企業の多くは、こういった理想的な軍人育成式のスタイルを採用していることになります。

もはや体育会系を通り越して、軍隊系になってしまっています。

 

平準化は非効率的

そもそも平準化することで生産性が上がるのか?についても非常に疑問です。

得意も苦手もやらなければならないので、単純に考えてプラスマイナスゼロです。

 

しかも従業員の意志が挫かれ疲弊していくのであれば、やがて離脱していくことになるので、そもそも物量を維持するのが困難になり、最大で唯一の武器をなくすことにもなります。

 

個人にエンパワーする

文章でまとめながら思ったのは「会社は今の日本そのものだな」という感想です。

 

当ブログでも再三に渡って言及している「好きなことに全力を注ぐ」は、まさにこの軍人的支配からの脱却であり、日本社会が好転するためのパワーワードなのだと改めて確信しました。

 

みなさんもぜひ、脱軍隊社会を目指してみてください!

 

ノブレスオブリージュ 今日もみなさまが世界の救世主たらんことを

 

ハイキネ 門松タカシ