【ハイキネ】ボクテキ アーカイブス -HyperKinesis-Thiking-

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「上の人たちなんて現場のことなんか考えてませんよ」問題について

みなさんこんにちは!

ハイキネオーナーの門松タカシです!

 

「うん大丈夫!きっと上の人たちはちゃんと考えてくれている!」

という衝撃の発言を聞きましたので、エントリーオン!

 

この発言はボクの上司の発言だったのですが、これが高城剛さんのいう、日本式システム、日本式儒教の呪縛なんだなぁと改めて感じました。

 

現場を知らない上層部

唐突ですが、劇場版パトレイバーのとあるシーンで、後藤 喜一がこんなセリフを言う場面があります。

 

戦線から遠のくと、楽観主義が現実に取って代わる。そして、最高意志決定の段階では、現実なるものしばしば存在しない。戦争に負けているときは特にそうだ

 

調べたら、これは軍事評論家のジェイムズ・F・ダニガンからの引用なんだそうです。 

 

聞いた当初はカッコイイ!と単純に思っていたのですが、これが日本社会全体に対する警鐘なのだと最近痛く思うようになりました。

 

気が付かない軍国主義

高城剛さんのいう日本式儒教というのは、別の表現を借りればトップダウンです。

 

軍隊のような指揮系統が上下ではっきりと分かれていて、指示が下に降りていくタイプの意思決定方法が、現在の日本社会が採用している組織運営です。

 

これは会社に限らず、学校でも同様です。

 

象徴的なのは指定される学生服、特にセーラー服なんかは、その名の通り軍服ですからもうそのまんまですね。

 

これはアニメ 「キルラキル」において、鬼龍院 皐月のセリフからの引用ですが、簡潔に物語っていて好きなセリフです。

 

この国が学生に着せている制服、これは軍服を元にしている。

男子の詰め襟は陸軍の、女子のセーラー服はその名のとおり海軍のものだ。

この国は、若人に軍服を着せて教育することを選んだ国家だ

 

上層部は視野が狭いという逆説

さて、肝心の「上の人はちゃんと考えてくれている」という部分。

 

残念ですが、この発言が出る時点で上の人はちゃんと考えていない証拠になっています。

 

どういうことかというと、部下に伝わっていない情報は、上層部も真剣に考えていない可能性がかなり高いからです。

 

課題として優先度の高いものほど、現場への浸透を促進しようとするのが、一般的な組織の動きですが、それが行われていないということは、少なくとも浸透は図っていないことになります。

 

現場あっての組織

どの組織もそうですが、組織の原動力は末端である現場であり、そこの動きなくして運営はできません。

 

その現場に啓蒙をしていないということは、そもそも考えていないか、考えはあっても優先順位は低くなっているという判断になると思います。

 

ただし、後藤のセリフに見られるように組織の上層部というのは、組織の中でもっとも現場を知らないレイヤーですから、後者ではなく前者の「そもそも考えていない」というふうに判断するのがむしろ賢明です。

 

この「現場が分からない指揮官」と「指揮官を疑わない下士官」の組み合わせ、最悪だと思いませんか?

 

ボクはもう黙って見ていられなくなってきました。というお話でした。

 

ノブレスオブリージュ今日もみなさまが世界の救世主たらんことを

ハイキネ 門松タカシ