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小生意気な部下と口だけの上司の違いはこのスキルにあった!?レイヤーによる抽象性と具体性の重要性について

みなさんこんにちは!

ハイキネオーナーの門松タカシです!

 

世の中では社畜と言われて久しいサラリーマン生活ですが、その組織の内側を観察していると、気づきが得られることがあります。

 

サラリーマンは社会構造を知る絶好のポジション?

基本的に人が集団になると「組織」というものは自然発生し、そこに働く大衆心理、同調圧力には、ある種の規則性、神ならる「社畜の見えざる手」が働くようです。

 

とすると、サラリーマン時代にそこらへんの法則性を肌感で理解しておけば、その外側に飛び出したとしても、汎用性の高い組織論を活用することができるのではないか、と最近は思うようになりました。

 

ということで今回は、組織を組織足らしめるレイヤー(階層構造)と、その構造を決定させる、それぞれの層におけるスキルの違いについて書いてみます。

 

最下層レイヤー「プレイヤー」は最大の労働力

まず、よほどのボンボンではない限り、避けては通れない登竜門である最下層レイヤーについてです。

 

最下層というとすごく弱そうですが、組織の底辺を支える最大規模で最大出力を発揮する必須レイヤーです。

 

ただし、今後世の中の仕組みがよりシステマティックになり、AIや安価なロボが導入されれば、ここら辺の階層が無人化すると思われます。

無人化・・・怖いですねー

 

それはさておき、このレイヤーに求められるスキルの多くには「具体性」というものが特徴としてあります。

 

具体的なスキルがモノをいう階層

コンビニで言えば、レジ操作、商品の陳列、クリンリネス、接客などなどマニュアルに書いてあることが具体性にあたります。

 

それを知ればその行動そのものを行うことができる。

そういった知識が主になり、それに沿った行動が求められるレイヤーこそが最下層レイヤーであり、戦士のみなさんです。

 

具体性というのは、いわゆるキソキホンの部分であり、これらが十分ではない状態で上位レイヤーに上がると、ちょっと困ったことになります。

たまにいますよね。現場の感覚が全然わかっていない上司。

 

また、この段階で具体性のスキルが十分でないと「使えないやつ」というレッテルを張れることになり、残念ながら上位レイヤーに登ることは困難になります。

 

では引き続きレイヤーを1つ上に登り、中間管理職レイヤーを見てみましょう。

 

中層レイヤー「中間管理職」は何でも屋

このレイヤーはいわゆる「上司と部下の板挟み」ポジションであり、トップダウン式にプレイヤーをコントロールする立場にあります。

 

ある意味で現場に対しての影響力とその範囲がそこそこ広く、深い立場と言えるでしょう。深い立場というのは、親密感のことですね。社長よりは上司の方が親密度は普通高いと思います。

 

このレイヤーに必要とされるのは、具体性と抽象性の両立です。

具体性については先ほど触れていますが、そこに抽象性という新たなスキルが出てきました。

 

下位レイヤーとの違いは抽象スキル

では抽象性とはなんでしょうか?

簡単に言ってしまうと「物事の本質」とのことです。

 

わかりにくい概念なのですが、わかりにくい=具体性がない=「抽象性」の特徴なので仕方ありません。

 

抽象性の得意な人の話し方には特徴があります。

 

1.物事の関連性を見抜く

「アレとソレはこの部分が一緒」

「本質的にはコレとコレは一緒」

 

2.例え話、比喩が得意

「これは例えるなら〇〇ですね」

「いうなれば〇〇ということですね」

 

こういった話し方のできる人は上位レイヤーに向いています。

 

「人を動かす」が仕事になり始める階層

そもそもなぜ抽象性が求められるのかについてですが、上位レイヤーになるほど、自分の代わりに部下に仕事をしてもらう必要があるからです。

 

指揮系統が上に上がるので当然と言えば当然ですが、できるだけ多くの人を効率よく動かすには、ある程度汎用性のある説明や判断が必要になります。

 

個々人に見ると「こうしたほうがいい」「ああしたほうがいい」という特徴があるとは思いますが、それを部下の人数分やるのはかなり骨が折れますし、場合によっては物理的に不可能な場合もあります。

 

そういった場合は、「チーム単位でみるとこういう傾向がみられるのでこういうことをする」といったような漠然とした判断や説明をした方が、最終的には効率的です。

 

抽象性スキルは上位レイヤーがもってこそ意味がある

ちなみに下位レイヤーであるプレイヤー層の人が、具体性よりも抽象性を重んじていると「小生意気な部下」に成り下がるだけですのでやめておきましょう。

 

いわゆる運営にケチはつけるわりに仕事のできない人は、このスキルバランスがおかしくなっているわけです。

というかスキルの違いにすら気が付いていないでしょう。

 

このスキルが業務で必要になってくるのは、上位レイヤーになってからですので、そうではない方は粛々と個人的に磨いておくくらいにしておきましょう。

片鱗くらいは見せてもいいかもしれませんね。

 

抽象スキルがないと嫁姑戦争に・・・

では逆に、抽象性のない人が上司になるとどうなるのか。

部下と上司で嫁と姑状態になってしまいます。

 

「A君。君の資料のここの部分だけどさ、フォントがここだけ違うんだよ!」

「はぁ」

「いやまぁ細かいところだけどさ、こういうのって重要だと思うんだよね」

「はぁ」

 

目に浮かぶようなシチュエーションですが、微に入り細を穿つ、重箱の隅をつつく。

こんな上司の元で働きたいと思えるかというと、ご免こうむります。

 

枝葉末節に目が行き過ぎると、物事の本質、つまりは抽象性を見失ってしまいます。

この例でいえば、重要なのはフォントではなく資料そのもの、資料の目的になります。

 

確かに見栄えの部分も重要ですが、それよりもまずは資料の本質が正しいのかどうかを見極めるべきでしょう。

 

「A君。君の作ってくれた資料だけど、伝えたい部分の説明が少し弱いかもしれない」

「はぁ」

「ここの部分はこういう表現に変えてみるとどうかな」

「あぁ、確かに・・・その方がわかりやすいですね」

「ついでにここのフォントも直しておいてよ」

「はい!」

 

この例では、資料の本質について言及しながらも、具体的なアドバイスも言えていてグッドですね。もののついでに細かい部分の訂正も指示できていて、好感すら覚えます!

 

ということで中間管理職レイヤーには、具体性と抽象性の両方を駆使して、プレイヤー層をマネジメントしていく必要があるわけですねー

 

最上位レイヤー「マネジメント」は組織単位の視点

さて、中間管理職レイヤーの上はいよいよ最上位レイヤーであるマネジメント層になります。

 

お察しの通り、この階層の住人にはより高次の抽象性が求められます。

 

逆に具体性は不要になってきており、現場のプレイヤーができる仕事ができない、というような、ちょっと不思議な状態になります。

 

この点については、最下層であるプレイヤーの人たちが静かにほくそ笑む部分かもしれませんが、具体性スキルというのは、時間さえかければなんとかなるスキルなので、残念ながらこの点における優位性はありません!残念でした!

 

具体的に言うことのリスクを知っている層

マネジメントレイヤーになると、できるだけ具体的な説明や指示は減っていきます。

というか発言力が強すぎるので、具体的に言ってしまうと組織の視野が狭くなってしまうリスクがあるんですね。

 

なので本音は言いたいけど我慢して、できるだけ自己解決でできるように導いていこう、というところが本当のところなのではないかと思っています。

 

社長やら組織のトップが話す内容が、なんだか全体的にもやっとするような内容になっているのはこれが理由です。

今覚えば、「校長先生の話」がつまらないのも、そういう理由があったりなかったりするかもしれませんね。1ミリも覚えていませんが。

 

また、組織論について触れているハウツー本なんかでも、割と当たり前のことが抽象的に書かれているのも、こういった背景があってのことだと思います。

 

上位レイヤーのことを知ると振る舞い方が変わる?

最上位レイヤーに上り詰めるには、それなりの経験と時間、資産が必要になると思いますので、多くの人にとっては縁のない話だと思います。

 

がしかし、役職によって見えている視点が違うということだけでも知っておけば、役に立つ人材として振る舞うこともできるはずです!

 

そう振る舞うかはあなた次第ですが、きっと役に立つ概念だと思います。

 

ということで、今回はレイヤーごとに必要とされるスキルの具体性、抽象性に焦点を当てて語ってみました。少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。

 

ノブレスオブリージュ 本日もみなさまが世界の救世主たらんことを

/ハイキネオーナー 門松タカシ