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腸科学についてまとめてみた!腸科学入門編

 

 

みなさんこんにちは!

ハイキネオーナーの門松タカシです!

 

人間の腸の中にはたくさんの「腸内細菌」が住み着いているのですが、この腸内細菌が人の体をコントールしていると言われたらみなさんは信じますか?

 

今回は脳よりも体をコントロールしている「腸」の科学についてのお話です。

 

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理想的な菌類たちの楽園「腸内フローラ」


 

脳よりも腸が体を制御しているという事実

 

最新の科学では「腸」を「第二の脳」と表現することがあります。

 

「腸」の一般的なイメージは、「胃」から延長した器官であり、消化された食べ物の吸収を担う臓器だと認識されていると思います。

 

その機能はもちろんあるのですが、それだけではなく、脳で利用される神経伝達物質の多くも腸内で生成されています。

 

脳と腸は位置的にも離れていますし、なぜ脳内で生成しいなのか疑問に思われるかもしれませんが、そもそも人の体では生成できる物質に限界があるんです。

 

 

 

腸内細菌に委託している

 

人が体内で保有している遺伝子の量を100だとした場合、腸内細菌(マイクロバイオータ)に由来する遺伝子(マイクロバイオーム)はなんと99になります。つまり人体で活用されている遺伝子の99%は腸内細菌に頼っている状態です。

 

人体では必要な物質の生成が足りないため、多様で数の多い細菌に生成を委託しているわけですが、これは人に限らず多くの生き物でも同じことが言えます。

 

これが腸が「第二の脳」と呼ばれる所以であり、人体と腸内細菌は共生関係にあることを示しています。

 

 

 

腸内細菌の多様性が重要

 

そんな腸内細菌ですが、数や質よりも「種類の多さ」が健康的な腸内環境作りに欠かせないことが分かっています。

 

腸内細菌の遺伝子群である「マイクロバイオーム」の多様性が、そのまま体内で生成される物質(栄養素)の多様性につながっているわけなので、このバランスが崩れれば吸収できる栄養素が偏ることになります。

 

また栄養素の問題だけでなく、腸内環境のバランスそのものが健康に直接影響するケースもあります。

 

悪玉菌は凶悪ではなく弱小だった

 

「悪玉菌」と聞くとなんだかとても強そうで凶悪なイメージを持ちますが、実際のところ悪玉菌は腸内環境においては、弱小の部類に入る細菌たちです。

 

悪玉菌の多くは毒性物質を生成する能力を持っていますが、その引き換えに繁殖力など他の能力が弱くなっています。

 

ゲームに例えるならば、「毒攻撃」のスキルにステータスを割り振っており、そのほかのスキルへの割り振りが最小限になっているようなイメージです。

 

その毒素である程度のテリトリーを独占することはできるかもしれませんが、そもそも数も遺伝子の多様性も少ないので、その範囲は限定的ですし環境の変化にも弱いことになります。

 

悪玉菌が増殖するのは多様性が崩壊しているから

 

そんな弱小菌である悪玉菌がなぜ人体に悪影響を及ぼせるのか?それは腸内細菌の多様性が崩れ、彼らが繁殖できるようになったからです。

 

先ほども触れたように悪玉菌は繁殖量が弱いため、通常はほかの菌たちの方が圧倒的な範囲を占領しています。

 

また増殖に必要な栄養も他の菌たちに奪わているので、その影響力は最小限に留められています。

 

多様性が崩壊し他の菌との競合性が弱くなると、悪玉菌が占領できる領土が増えることになります。一度増えてしまうと他の菌たちの増殖を阻害したりと長期的に悪影響を及ぼすことになります。

 

腸内細菌の多様性を崩壊させる処方箋

この悪玉菌を跳梁跋扈させる原因にもなる恐ろしい物質として有名なものが「抗生物質」です。

 

抗生物資のおかげで、細菌などによる疾患の多くは対処できるようになりましたが、その汎用性の高さが裏目に出て、今では多くの治療で処方されるようになりました。

 

服用すると腸内に住む細菌の多くを死滅させてしまい、数だけでなく多様性も奪ってしまいます。多様性の崩壊した環境で悪玉菌が生き残ることができれば・・・先ほど触れたとおりの状況になります。

 

一部の悪玉菌を駆除するために、それ以外の有用な菌も道連れにしてしまう諸刃の剣でもあったのですが、処方されるときにそこまでの説明は普通されません。

 

抗生物質と一緒に整腸剤が処方されるのにはこういった背景があり、「お腹がゴロゴロしますので処方しますね」と気軽な感じで出されますが、その実人体には多大な影響があります。

 

処方される薬に対する知識も必要

「抗生物質」は治療のための薬なので、必要な場面ではしっかりと服用する必要があります。

 

処方されるときに「最後まできちんと飲んでください」と言われるのは、先ほどの悪玉菌だけが生き残る可能性をなくすことと、耐性菌の発生を抑える目的があります。

 

腸内環境の多様性と治療を天秤にかけることになりますので、その点もご相談の上で服用を検討されてみてください。

 

 

腸内細菌の多様性を高める

 

普段の食生活や生活習慣、治療による薬など、さまざまな要因でその多様性が変化する腸内細菌ですが、日々の努力で健やかな腸内環境を獲得することができます。

 

腸内細菌のエサを食べる

それでは腸内細菌の多様性を高めてくれる食べ物についてのご紹介します。

 

腸内細菌も生き物なので、増えるにはエサが必要です。そんな彼らの好物とはずばり「食物繊維」です。

 

食物繊維が健康に良いことは周知の事実ですが、なぜ健康に良いのかは、腸内細菌を増やすことができるからだったんです。便秘の解消だけが目的ではなかったんですね。

 

腸内細菌のエサは総称して「マック」と呼ばれ、健康を維持するには積極的にマックになる食材、つまりは食物繊維が豊富な食材を摂る必要があります。

 

食物繊維が不足すると腸壁に穴があく?

実はエサが不足すると単純に腸内細菌の数が減るだけではなく、もう1つ困った事態が起こります。

 

腸内細菌の住み着く腸内をぐるっと覆う壁、つまりは「腸壁」ですが、ここは新陳代謝の速度が速い部位であり、頻繁に剥がれるようになっています。

 

実はこの剥がれた腸壁も腸内細菌のエサであるマックの1つです。

 

ただし、食物繊維などの他の種類のマックが不足すると、腸壁ばかり食べるようになり、腸壁の代謝速度を上回ってしまうと腸壁に穴があいてしまいます。

 

バリアが消えるリーキーガット症候群も招く

腸内というのは、よく考えてみると体内には入れてはいけない物資が盛りだくさんの場所です。

 

腸内細菌から、毒性物質、未消化物など、栄養として不適切なものが多く存在しています。

 

それでは一体どうやって体にとって必要なものだけを吸収するようになっているようにできているのでしょうか?

 

実は腸内ではいくかのバリアが形成されており、このバリアのおかげで不要な物質は取り込まず、必要なものだけを取捨選択できる仕組みになっているそうです。

 

そしてそのバリアのうちの1つは腸内細菌によってもたらされています。

 

このバリアが消えてしまうと、本来体内に入れてはいけない物質が分子レベルで侵入してくるので、体内ではそれを撃退するための炎症反応が起こります。

 

また血液中に侵入すると体中を巡ることになるので、体のあちこちで炎症反応が起き、原因が特定できない疾患などを招きます。

 

 

 

食材にも多様性を持たせる

先ほど食物繊維が重要だとお話しましたが、いつも同じメニューというのも考えものです。

 

腸内細菌の多様性を確保するためには、それぞれの細菌の好みに合わせたマックを提供する必要があります。

 

いつも同じメニューにしていると、特定の種類の最近だけが増えてしまい、バランスを崩してしまいます。

 

食物繊維の代表格としてはやはり「野菜類」が挙げられますが、野菜にはたくさんの種類がありますので、毎日少しずつでも摂る野菜を変えることで、腸内細菌の多様性を確保することができます。

 

 

 

 

プロバイオティクスもプレバイオティクスも有効

ヨーグルトや味噌などの発酵食品は「プロバイオティクス」と呼ばれる食材です。

 

これは摂取することで細菌がそのまま腸内に定着し、腸内細菌として活躍してくれる可能性のある食材のことをさしています。

 

可能性と表現したのは、必ずしも腸内に定着してくれるとは限らないからです。

 

意外にも腸内細菌を意図的に定着させるのは難しく、体質や住み着いている細菌との相性、食生活など実に様々な要因によって左右されます。

 

とはいえ、摂取しないことには定着のしようもありませんので、食物繊維と並んでプロバイオティクスの活用もオススメです。

 

また、プバイオティクスという1文字違いの食品もあります。

 

こちらは食品に含まれる菌類が死滅している場合のもので、こちらも腸内細菌にとってはマックになる食品です。

 

食品の裏側のラベルに殺菌されている旨が記載されている発酵食品は、このプレバイオティクスに当たります。

 

食べても意味がなさそうに見えますが、きちんと細菌のエサになってくれるので、こういった食材も有効活用したいところです。

 

 

 

うんちは腸内環境のバロメーター

大人になると口に出すのもはばかれる「うんち」ですが、腸科学においてはとても重要な要素です。

 

 

実はうんちにはかなりの量の腸内細菌の死骸が含まれています。あれだけの量になるくらい腸内では生と死を繰り返されていると思うと、なにやら感慨深いものがありますね。

 

そんなうんちですが、その状態によって腸内環境の具合を大まかに把握することができます。

 

子供の頃に学校の調査でうんちの状態を報告した記憶はありませんか?

 

理想的なうんちはバナナのような形で、するりと出てくるものが良いとされています。

 

ただ人によって個体差があると思いますので、体調が良い時のうんちの状態を覚えておき、それと比較してみるとのがわかりやすいと思います。

 

とりあえずは毎日きんと排便があって、スムーズに出てくれば概ね問題はないと思います。

 

 

腸科学入門のまとめ

さて、腸科学の入門は以上となりますので、最後に内容をまとめたいと思います。

 

  • 腸内細菌こそ人体のパフォーマンスの鍵
  • 抗生物質の利用は慎重に
  • 野菜をたくさん食べよう
  • プロバイオティクスも有効活用しよう
  • うんちで腸内環境を毎日チェックしよう

 

まずはこれらを意識してみて、気になったらみなさんでもいろいろと調べてみてください。

 

ノブレスオブリージュ今日もみなさまが世界の救世主たらんことを

/ハイキネオーナー 門松タカシ